上海/中国カルチャーシーン?

気付いたら一ヶ月経ってましたね。
旧正月のお休みにアモイに行ってきたんですが、ついて1時間もしないうちにデジカメすられました。幸恵です。新年好。


NEOCHA

Connecting China's Creative communities を謳う中国のクリエイティブカルチャー専門サイト



最近思うのは 上海にあるカルチャーシーンっていうのは、ほんと外から来た人にはぱっと見わかりづらい!っていうこと。

雑誌だとか、店だとか、表立ったイベントにもなかなか出てこない、表現されてこないような動きが実はいっぱいあるんじゃないかってことにだんだん気付いてきました。

例えば普段夜遊びに行くって言うと、私はsmartshanghaiとか英語圏の人が使うカルチャーサイトをまずチェックします。
そういうサイトはいくつかあって、情報もまぁ正確だし、どれか必ず面白いイベントには出会える。

でもそういう外人が好きな箱以外の箱も当たり前だけどいっぱいある。
大きいとこでいえばRichyとか、MUSEとか。まぁ〜べたべたな選曲なのでいわゆる「音好き」なひとたちは「あ〜〜Richeyね」とにやにやしちゃうようなトコロ。

でもそういうとこよりもっと小さいドローカルな箱とか、学生向けでやってるイベントとか、実はいっぱいあるみたい。

ようは、財力が無い、コネが無い。から広くは知れ渡ってない。メディアには出て来れない。でも賑わってるシーンがいっぱいあるらしい。
いまはmyspaceとか、ネットのコミュニティも沢山あるし。財力がそんなに無くても人の繋がりで広がって行ってるモノもあると思う。


すっごいカッコイイてものはまだまだ少ないっぽいけど
でも熱量はすごいあると思う。
さっきのRicheyも、こないだ行ったけど、ベタベタだけど、熱気といったら盛況な時のM2よりあった。
モテたい目立ちたい金がほしい女がほしい男がほしい…
そういう「欲望」がギンギンに満ちあふれてて、「夜遊び」ってこういうことだよね〜〜と思った。


音でこうだから、デザインとかアートとかの方面でも、多分あたしが知らないシーンやコミュニティが沢山あるんだと思う。
中国語で調べないと中がのぞけないドアがひしめいてる。そういう感じ。


いままで「こっちのストリートカルチャーってどうなってます?」的な質問を頂いた時に「まだまだ未成熟で…」と答えてたけど、それはあたしが無知なだけなんじゃないか。そう思います最近。


外国人は確かにセンスがいい。それはもうそうだけど、中国人のセンスが悪いってのをいつまで言ってられるか。結構危うい。
クラブでサイコロゲームやってる。っていうのはこっちのクラブを説明するとき頻出する笑えるカルチャーギャップエピソードだけど、そのうちそのサイコロゲーム自体がすげえクールなカルチャーってことになっちゃうかもしれない。
焼酎なんて親父の酒、なんてのが今じゃお洒落になっちゃうなんてことがあるわけだから、
いつか未来の上海のクラブで白酒のお洒落なカクテルとかが並んじゃうかも。


話がなんか逸れたけど
見えないから見てないうちにハイブリッドなものがぐあっと地下から上がってきそうな、上がってきても不思議はないパワーがこの国にはまだまだまだまだた〜〜くさんある。で、それらはやっぱり中国語ができないと見えてこないのだ。


もともと海外とコミットしなくたって、莫大な市場があるわけだから、海外のものをエサにしてよってきたものだけを市場だと思ってたらえらいしっぺがえしを喰らうんじゃないかな。とおもいますです。



「能猫商店」 最近にわかに人気急上昇の1980年代の上海の雰囲気をテーマにしたショップ。こういうのすきな人にはよだれもののアイテム多数。ジャージとかすっごいかわいい。




「FIRExRD」NEOCHAサイト内で見つけた広州のグラフィティ集団。さりげに中国テイストでイイ。写真の仕上がりもナイスだね。





「Graphicairlines」これは別枠で紹介するべきだったかも?これもNEOCHA内で見かけた香港のグラフィティ集団Graphicairlinesの作品。香港はまた文化圏がかなり違うから中国ストリート…とは言えないけど、すごいかわいいので載せちゃう。