東日本大震災 汚れた写真きれいに 富士フイルム社員洗う


ロイター通信 The earthquake's devastationより。REUTERS


これは素晴らしい救援活動だと思います。写真屋さんならではの発想。FUJIさんの写真への愛と職人魂を感じます。

東日本大震災 汚れた写真きれいに 富士フイルム社員洗う 【毎日jp】 

宮城県南三陸町で避難所となっている町総合体育館に17日、写真機材メーカー「富士フイルム」の社員が訪れ、津波などで汚れた大量の写真をボランティアと一緒に洗った。〜中略〜板橋祐一イメージング事業担当部長は「写真には人生が記録されている。一枚でも多く被災者に届けたい」と話した。今後も各避難所を訪れる予定。




なんでもない一枚でも喉から手が出る程欲しいと思う状況にいらっしゃる方が、きっと被災地には大勢いらっしゃることでしょう。
私も両親が亡くなって家族に関するものは大半処分しましたが、写真だけは全部大事にとってあります。
なんのことはない日常の一枚に、二度と戻れない多くのものがつまっているのを感じるとき、
写真というメディアの持つ力を感じます。

アート、デザインは直接人命を助けたり、今現在の土地の復興の力になることは残念ながらできないとは思いますが
この活動のように「イメージ」「記憶」「感覚」に訴えかける事で
今後何かの役にたっていけるんじゃないかと思います。